母の大事にしていた着物を飾りにする裏技
遺品整理人として見積にお伺いする際に、お客様がため息をつく物の一つとして着物。
それは生前母が着物を大事にしていたのを知っていたからこそ廃棄するのではなく引き継いであげたい。
しかし現代人の背が昔の人より大きくなり身丈が合わなくなったり、カビが生えていたりと、そもそも引き継いでも着る機会も無いし、保管場所すら困ってしまう。
結局多くのお客様は「うーーん、業者さんこれも処分お願いします!」と不本意になってしまうのです。
私が発明し、そんなお客様達にお勧めしているのは母の気持ちを大事にし捨てずに有効活用する仕方です。
着物でオブジェをハンドメイドしてしまいましょう!
このオブジェの作り方は至って簡単。テクニックも技術も必要ありません。
必要なのは故人の着物と額縁と気持ちだけです。
- 遺品整理の現場で90%に近い確率で発見される額縁。主に賞状とか認定証とか入っているパターンが多いのですが室内から額縁を確保します。
- 帯や着物で綺麗な模様の場所を選び、額縁のサイズに切り取る。複数組み合わせても美しいです。
- 額縁に入れ自宅に持ち帰りお母さんが喜びそうなところに飾る
帯で作るのも素敵ですよ。将来自分に不幸があった時のために、額の裏側に何年何月に誰の着物で誰が作ったか書いておくこともお勧めしますよ。
もちろん生きている間にご自身で着物や和服を整理したいと言う方にもおすすめです。
親家片で老人ホームに入居する親が着物を捨てるのを嫌がっている場合等に、こういった方法を提案するのも良いかもしれませんね。