インターネット上に急増している顔の見えない便利屋や不用品回収業者ですが、今回は便利屋もしもぼっくすが危険な現状に警鐘を促します。
札幌の片付け代行業者は2010年頃よりネット上で急増していますが、悪質なコピーサイトも多く当社のサイトも文章そのままがコピペされている類似サイトが次から次へと発生しているのが悲しい現状です。この記事も読まずにコピペされるいつものパターンになりそうです。今回ネガティブな話である同業他社の話をしなければいけないのは、目先をみると業界全体のマイナスイメージになるでしょうし私達が小規模業者の成長の杭を打つようなイメージに取られるリスクがありますが、とても大事な話ですので声を大に投稿させていただきます。
実家の片づけや遺品整理が必要なときに多くの方、いやほとんどの方はホームページで業者を検索する時代になりました。
ホームページのみで不用品の処分業者を探す似たり寄ったりの業者が多くユーザーが類似サイトに簡単に信用してしまうことが多く、最近急増する暴力団関係者やチンピラやアウトロー便利屋への依頼で大きなトラブルになってしまった為の消費者センターへの苦情が相次いでいます。
悪質な[前金貰ったらトンズラ型]や、[作業後の高額請求型]等、高齢者や女性ユーザーが怖くて泣き寝入させる業者も新聞紙上で問題になっていますが、当便利屋が考える最も危険度が高い悪徳業者が不法投棄型の不要品回収業者です。
ゴミ屋敷などの人に言えない悩みの方々もターゲットにされています。
とても衝撃的な数字ですが、北海道内で過去3年間で800件以上、毎年250件以上が不法投棄等の廃棄物事犯で特定されて検挙されています(北海道警察発表の統計)。
不法投棄は悪質な環境犯罪であり重大な罰則規定があります。違反した場合は「5年以下の懲役もしくは1000万の罰金(法人の場合は3億円以下の罰金)が科されますが、実はこれネットを見て依頼したユーザーにも同じ責任が科されます!
残念ながら、現状の社会状況では知らなかったでは済まず、危ない業者をホームページで信用してしまったユーザーがある日突然犯罪者になってしまうとっても危ない現状です。(官公庁や各地方行政機関そして私達も所属するような業界団体も連携をはじめて悪徳業者追放と法整備現状打破の為に動いてる最近の状況はあります。)
悪徳回収業者の特徴として最も多いパターンは、店舗を持たず1~2名でWEBのみで営業しホームページは正規の業者に類似。正規業者の真似をした営業方法を試すが買取販路が薄く複数社に同時に見積もりを出す相見積で安い金額を出し過ぎて処分に困りすぐにゴミが置ききれなくなり安易に夜中にロードサイドや畑や川辺にまるごと不法投棄してしまい、悪意を感じなくなり不法投棄を繰り返してしまい逮捕というパターンです。不法投棄物に依頼主の名前が限定できる何らかの物が含まれていたり、電化製品やその他の物のシリアルナンバーからユーザーが限定出来たりと簡単に判明する事も多いのが現実です。
当便利屋も日々の営業を通して
- 不法投棄されたから。
- 前金を払って音信不通になったから。
- 言っていた金額と全然違うぼったくり処分費用を請求されたから。
こういった相談やお客様の悲鳴を月に何度も耳にしてますし、特にここ2年で急増しています。真面目にやっている業者も数社いますので本当に悲しい現実ですが、現段階としての当便利屋対応としては行政機関からの情報提供に応じることと、今回の様なユーザーへの注意勧告しかありません。
[[ ネットで不要品処分代行業者に選ぶ際のポイント ]]
- 顔が見える業者は安心できることが多いです。代表者の顔写真の有無は重要。実態が見えないと何でも出来るのでここが重要。社長の顔写真が無い場合は社長の名前でgoogle画像検索をしてみましょう。
- 会社概要から社名をコピペし検索してみましょう。
- ホームページ掲載の古物商の許可番号を会社所在地の警察に確認したり、実際に見積もりや作業に来た作業員に古物商の証明書の開示を求めてみましょう。コピーの形態は義務付けされています。
- 依頼しようとしている会社はどの様な組織に加盟しているか確認しする。まっとうな業者は何処かかしこかの中古品に関する業界団体に加盟している事が一般的ですし、問い合わせすると業界団体は存在の有無や評価を教えてくれることも多いです。
- より確認をとりたい場合は法務局に行きホームページ上の社名の登記簿謄本(現在事項証明書or履歴事項全部証明書)を取得すると会社の役員等全ての名前が出てきます。(1000円程度)
- 見積依頼の電話の際に社長の名前や、従業員数、社歴、社員数、社の理念等を質問してみるのも良いと思います。
- 消費者センターに社名を告げてクレームがあるか確認する
今回は危険性や対策を色々と書きましたが、業者を選ぶうえで最も簡単な方法はリユース店(リサイクルショップ)をもっているかどうかの判断が最も簡単です。高価買取と言うのは簡単ですがほとんどの業者は店舗を持っていません。遺品整理や生前整理を頼んだ際にどういったところで売られるのか一番目に見えるのがリユース店を持っていてネット以外の信用で商売できているかどうなのかではないでしょうか?