後回しにしたくなる実家の片付けや遺品整理
「親が老人ホーム等の施設に入居するから実家の家財道具全てを片づけてほしい」「親が亡くなったので遺品を片づけて欲しい」との相談や依頼は日々多くあります。賃貸ではなく持家だったり分譲マンションの家賃の発生しない保有不動産の場合の ほとんどのケースが、数年 家を空き家にしていて、ある日 何らかの第三者からの踏み切る要因がおこり初めて一戸丸ごと不用品の片付けの依頼に至ると場合が多いです。
逆に賃貸マンションや一軒家や公営団地の場合は、毎月家賃が発生しますので月末に連絡が来て「株式会社ルーツ・オブ・ジャパンを作業が早い遺品整理の業者との評判をネットで見ました!」もしくは「管理人が、いつも評判が良い業者だからすぐにやってくれると紹介されました」とご連絡をいただけくケースが多いです。
今回お話ししたのは片付け先延ばし放置型ケースで、前者の家財道具を丸まま放置してしまう放置民のリスクに関して日々の現場の経験を元にお伝えします。
家電や家具や趣味の雑貨も食品のように腐る実態
家財道具や生活用品、遺品を片付けれずに数年残してしまうのは、
- 「固定資産税は年間数万と低額だし遺産もあるし今年はまだいいかな」
- 「何から初めていいか分からないし兄弟との意思の疎通もイマイチ」
- 「親の想い出も片付けるきっかけが見つけれない、ふんぎれない」
- 「老人ホームに入居するが新生活が不安で馴染めなかったら戻ってくれるかもしれない」
- 「死んだ叔母の物をすぐに片付けるのは親族の目もあるし」
- 「自分自身高齢で身体が不自由、孫にも頼めないし悩んでいる」
等の理由の方が多く、私達便利屋のところに見積依頼にくる物件は3年や5年放置したという案件も珍しくないですし、札幌を除く道内の市町村の場合固定資産税が低額なのでその確率は高くなる。
まだ片づけを後回しにされている方は、下記記載の便利屋が考える片付け先延ばし放置型リスクに目を通していただきたいです。
後回しにしているけど実際は気になっているお気持ちは充分に理解できますが、なるべく早い段階でケジメをつけることも必要な場合も多いのです。
- 電化製品は鮮度が命で、一般的なリサイクルショップでは5年経過した電化製品は買取が出来ず、ゴミであり廃棄物になってしまう可能性が高い。家電4品目の場合は高額な家電リサイクル券の負担も必要
- 平成に入り国内や北海道内の家具製作所が激減し、ここ20年以内に購入した家具は海外でデザイン重視で低コストで作った合板家具が多く、数年放置しただけで湿度等により勝手に壊れたり腐食したりする物が多いのが現実。小さな声で言いますが、国内産の丈夫な家具は家具購入のリピーターを生みません。耐久性を無視した家具が多くを占めます。
- 居住生活していない事により家屋その物の劣化が急速に進みます。特に北海道の一戸建ての場合は屋根雪や家の壁沿いの雪が暖房等の熱力で自然に融けずに、建物への雪害に繋がります。倒壊の危険にも繋がります。
- 空家の屋根雪や雪庇が隣家に一気に雪崩込み損害賠償請求に至るケースは決して少なくありません。
- 家具や絵画、芸術品に至るまで日焼けやカビの被害にあうケースも少なくありません。シニアの住まいには、プロなら分かる思いがけない価値のある昭和レトロの価値のあるお宝が潜んでいるケースも高確率であり、寒暖差の多い北海道で1年2年という住人不在の放置は、確実に残置物へのダメージを加速させます。
- 故人すら忘れていた保険証券が発見さることが多いですが、受取人の生命保険の請求には時効の請求期限があります。
- ポイントカードや商品券等が発見される頻度も高いです。父が一生懸命貯めたヨドバシカメラのゴールドポイント数万円、母が楽しんで貯めた近所のショッピングセンターのシールや、引換券等。
- 害虫や害獣の危険。人が住まなくなる事によりネズミ等の害獣が放置する訳はありません!また庭や家の周りの庭木や雑草も手が届かなくなり一年も経たずに蚊や毛虫などの害獣が大量発生し近所の近隣住民に迷惑をかけてしまい、市などから苦情が入るスピードも想定より早いものです。
- ゴミ屋敷や汚部屋そして孤独死の場合は特に緊急を要します。あっと言う間にうじ虫やハエに占拠されるだけはなく死臭や悪臭が急激に悪化し分譲マンション等では近隣からの訴訟リスクは免れません。
遺品整理の御依頼主が作業終了後に「実はずっと気になっていたんです。もっと早くお願いすべきでした。心もすっきりしました」と言われることがとても多いです。
ご依頼の場合、「片付けしている間何日も立ち会わなければいけないでは?」と心配され気遅れている方も多いのですが、カギと報告及び証明写真を清掃終了後に郵送するサービスもございますし、様々なケースに対応させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。