部屋の片付けが出来なくなった両親?もしかして認知症(痴呆症)かも?
徐々に表れる親の認知症(にんちしょう)の兆候。分かりやすい兆候の一つとして片付けがあります。
片づけを頼んだのに何も動こうとしない様子が見られたり、片づけしようとしていてそのまま手に物をもったまましばらく動作が止まったりなどの生活の中での様子が見えた時は認知症(痴ほう症)を疑いましょう。すでに認知症を発症している可能性があります。整理整頓や片付けが出来ないのは記憶障害や実行機能障害などの認知症の中核症状があらわれているからだと言われています。
認知症(痴ほう症)にはいくつかの種類がありますが、主なものとして、以下の4つが挙げられます。
- アルツハイマー型認知症
- 脳血管型認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
このうち約60%はアルツハイマー型認知症が原因で、約20%は脳血管型認知症によるものとされています。一般的に認知症=アルツハイマーと認識をされる方が多いですが、それぞれ症状や適切なケアに違いがあります。
実行機能障害
計画をしてもその計画通りに実行が出来なくなってしまう症状の実行機能障害は、簡単な片づけの段取りが出来なくなってしまったり、本来片づける所定の場所に収納できなくなってしまったりし、親は片づけをしているつもりでも最終的に部屋中にゴミをまき散らかしてしまう結果になってしまいます。
記憶障害
進行するとたった今である数秒前の出来事や会話も忘れてしまうのが記憶障害です。自分が何をしようとしていたのかも記憶にないので、掃除や片付けの行動まで至りません。
認知症の片付け支援やサポート体制と連携できる便利屋
認知症で片づけが出来なくなってくると、特に独居老人の場合は汚部屋やゴミ部屋の原因になります。「まさかうちの父が?」と思われる方が多いようですが私達の便利屋にも日々多数の相談があります。
調査した数字ではないですが、独居老人が100世帯あったら10世帯はあると感じています。もちろんどの程度のどの段階からゴミ屋敷と呼ぶかその定義は決まっていませんので便利屋としての経験則の話です。
認知症の人への支援は、一人で行なおうとしても無理がありますし、片付けの時も、全て家族でサポートしようとすると、イライラしてしまい、「片付けて」と思わず大声を出してしまったという話も耳にします。当便利屋はご家族と協力し、支援者自身が余裕を持っていただき、認知症の人への良い支援につながっていけるように努めております。ゴミ屋敷の解決や不要品の買取や処分だけではなくバリアフリー製作や傾聴サービスなど便利屋本来のサービスも可能です。