遺品整理と言うと家の中の生活用品の処分をイメージすることが多いと思いますが、中にはご商売をされていた方も意外と多く、遺品整理の依頼なのに床屋さん商店、工場、飲食店、個人の建築関係等様々な商売用の備品を片付けることが結構な頻度であります。
それもそのはずで、日本には減少したとはいえ250万人の個人事業いて、今の高齢者の世代はもっと自営者の人口割合が多かったからなのです。
見積行くと倉庫から昔の大量の新品服がダンボールで出てきたり、厨房機器や行燈看板等が出てくることもあり、意外と高値で買い取れることもあるので買取も強い当社のような片付け屋に気軽に声をかけていただきたいものです。
今回も「実は物置に兄が商売をしていた時の旋盤機等があるんです。」と言われてそくそくと物置に見積もりのステージを移すと私を出迎えたのは、まさの倉庫の主ともいえる730キロの万能木工機。
かつては様々な木々を爽快に裁断していたに違いないが、私が目にした万能木工機は既に電源も入らず、旋盤気ではなく既にモーターと雑鉄の塊である。壊れていなければ買取し国内での転売やフィリピンへ輸出という手段もあるのだが完膚なきまでに壊れているのだから再生資源の第2の道をおくっていただくしかない。
他業者見積で搬出だけでも20万と言われたそうで、この機械を入れたときも10人以上の手作業でいれたそうです。
今回この問題を解決したのは私と元柔道家の社員。 彼を相棒に選んだのはもちろんパワーが当社精鋭のなかで最もあるからだ。身体の色を緑に塗るときっと超人ハルクと誰もが見違える巨漢である。
朝から現場に入った相棒と私は、まずは二人で2時間かけて旋盤機パーツごとに解体。
錆びたボルトも多かったので、力を籠めなければいけないときは超人ハルクいや元柔道家である社員の出番で、ぐっ掛け声と共に錆びたボルトがぎゅっと音を立てて回るっといったことを繰り返すのです。
一個50キロ程度の鉄の塊がどんどん切り離され、最終的に手で持てる150キロ程度の重さまでなったところでゲームセットです。
後はぎゅっと持ち上げてトラックに載せこむ。
遺品整理の仕事は、同じ家なんてどこにもなく、常に臨機応変を求めらる仕事でもあります。
片付けに必要なのは買取の目利きと現場経験と臨機応変な対応力。
複雑な内容がある場合でも当社にお気軽にご相談ください。